生成AI TRPG「女性しかいない村」
「おやおや、村の外から人が来るだなんて、珍しいこともあったもんだねえ」
その婦人は、見た目は30代程度に見えるのに、まるで老婆のような話し方をする、変わった女性だった。
「この村に来た人はまず村長に挨拶してもらうってしきたりがあるんだ。悪いんだけどまずは、村長の家に行ってくれるかい?」
そう言って婦人は、高い位置にある立派な家を示した。
あれだけ目立つ建物なら、迷わずに辿り着けそうだ。
「なんだ、そうなのかい? 私ゃてっきり……いやいや、何でもないよ」
婦人は何かを言いかけて、途中で誤魔化した。
「しかし今からだと、日暮れまでに麓へ降りるのは難しいだろうしねぇ。
うちに泊めてやりたいが、村の外の人を勝手に泊めるのはしきたりで禁止されてるし……
あんたたち、一度村長の家に挨拶に行ってきたらどうだい?
村長さんなら今晩は泊めてくれるだろうし、麓までの案内もつけてくれるだろうさ」
そう言って婦人は、高い位置にある立派な家を示した。
あれだけ目立つ建物なら、迷わずに辿り着けそうだ。
遠くから見た通り、それはこの小さい村に似つかわしくない、立派な建物だった。
家というより、屋敷といったほうが相応しいかもしれない。
門の横に見えるインターホンだけが近代的で、少し浮いて見えた。
この村に似つかわしくない。金色の髪に碧色の目を持つ、うら若い女性だった。
服装は和服を身に纏っているが、その色合いは驚くほどに金色の髪と馴染んでいた。
「道に迷った……と、おっしゃいましたか?」
女性の顔が、一気に険しくなった。
「大変失礼ですが、それは嘘ではありませんか? 正直にお答えください。どのような御用で村へ来られたのですか?」
「あなたがたが村に害をなさないことを証明していただく必要があります」
村長は、うっすらと微笑んだ。
「何も、難しいことはありませんよ。ただ村の者と親睦を深め、平和に過ごし、この村で暮らしていけるという人間性を示していただければそれで良いのです」
「では3日間だけ、この村に滞在することを許可しましょう。
ただし、条件があります。
それは滞在中、夜は必ず、この家で寝泊まりすることです。
それさえ守っていただけるのなら、日中はあなたがたの自由に過ごしていただいて構いません」
「それでは今日のところは、もう日も落ちますし、ゆったりとおくつろぎください。お夕飯ができたらお呼びしますね。では」
【GMメッセージ】
夕食まで部屋で待機するか、何か行動をするか、選択できます。
「これは、ただの勘なんですけど……あの村長さん、何か隠している気がします」
「いえ、気になさらないでください。お客様にそんなことをしていただくわけにはいきませんから」
そう言ってから、村長は、ふっと笑った。
「お優しい方なのですね。あなたのような方であれば、きっと村にもすぐに馴染めると思いますよ」
村長の好感度が上がったようだ。
しばらく待つと、部屋の外から「失礼します」と声がかかった。
「お食事、お持ちしました」
そう言って入ってきたのは、割烹着を着た女性だった。
先程の村長よりも幾分か温かみのある雰囲気……
かと思いきや、よくよく見るとそれは村長本人だった。
「たっぷり召し上がってくださいね」
そう言いながら、村長がご飯をよそって差し出してくる。
「ええ、そうなんですよ。何せこの村は人手不足なもので。この家にも私以外は誰もいなくて、家事は全て私一人でやってるんです」
「だから毎日寂しくて」と付け加えたあと、村長はうふふと笑った。
配膳後も村長は下がることなく、〇〇が食事する様子を嬉しそうに眺めている。
食事は、野菜と魚を中心としたものだった。
味は普通に美味しいのだが、とにかく量が多い。
「おかわり、いかがですか?」
すこし茶碗が空くと、すぐさま村長がおかわりを勧めてくる。
どうやら、食事を人に振る舞うのが好きなようだ。
見渡す限りでは、次のようなものが見える。
◆ 立派な屋敷
村の高い位置に建つ屋敷
◆ 川
西側からは川の流れる音がする
他には、民家か畑しか見当たらない。
何人か、畑仕事に従事する村人の姿が見える。いずれも若い女性のようだ。
【GMメッセージ】
ここでは「適当に歩く」という選択が可能です。
婦人は心苦しそうに、首を振った。
「そうしてあげたいのは山々だけどねえ。悪いけどこの村では、外の人を勝手に家に泊めちゃいけないことになってるんだよ。そういうしきたりなんだ」