生成AI TRPG「女性しかいない村」
役場は、村長の家のすぐ近くにあった。
それほど大きくはないが、村には珍しい、洋式の建物だ。
中では、何人かの村人が雑談に興じていた。全員、若い女性だ。
役場につくと、そこには一人の女性が受付に立っていた。
OLらしい服を着こなした、長い黒髪で隙のない女性だ。
都心の役所であれば違和感ないであろうその服は、この山奥の村では些か浮いて見えた。
髪の色を除けば、その顔や佇まいは、村長によく似ていた。
年齢は、恐らく村長よりもやや年上の、25歳程度だろうか。
「おーい、こっちじゃよー」
誰かの呼ぶ声が聞こえた。それは、若い女性の声だった。
声の主は、やはり女性だった。
巫女服に身を包んだ女性が、古ぼけた鳥居の前に建っている。
その髪と肌は病的なまでに真っ白で、どこか異質な空気を纏っていた。
光の加減のせいか、瞳が赤く光っているように見える。
「ようやく来たか……まったく、来るのが遅いんじゃ。わしのほうから迎えに来ることになったではないか!」
古ぼけた鳥居が、そこにはあった。その奥には、こぢんまりとした神社が建っていた。
なぜ自分たちはこの神社気づけなかったのか。
それは、この神社が木々に紛れて見つけにくいように建てられているからだった。
副長から渡された地図にも、この神社は載っていない。
明らかにここは、隠された神社だった。
中は、とても祭殿には見えなかった。
脱ぎ散らかした服、洗っていない食器、放置されたゴミ。
白い襦袢だけを身にまとったあられもない姿の女性が、いびきをかいて眠っていた。
その髪と肌は病的なまでに真っ白で、もしそのうるさいいびきがなければ、人形と見間違えたかもしれない。
「悪いが、まだおぬしたちを信用できんからの。何も教えてやることはできん。
どうしてもと言うなら、わしに信用させてみろ。
それが面倒なら、自力で正解を見つけることじゃな」
「なんじゃ、もう帰るのか? つまらんのう。もっと遊んでいけばいいのに……」
墓地は、それほど広くなかった。墓石の数も、両手の指で数えられる程度しかない。
それ以外、特に不審な点は見当たらなかった。
墓地には、一人の女性がいた。作務衣を纏った、長い黒髪の女性だ。
タオルで墓石を磨いているようだが、墓地の管理者の人だろうか?
女性が、一瞬だけこちらを見た。しかし向こうから話しかけてくる様子はない。無言で掃除を続けている。
髪の色を除けば、その顔や佇まいは、村長によく似ていた。
年齢は、恐らく村長よりもやや年上の、25歳程度だろうか。
やがてダムに着いた。
しかしそれは、それほど大仰なものではなかった。
川に2mほどの段差があり、その上に水が溜まっている、といった形だった。
近くには小屋が見える。見た目からして、あれは資材置き場だろうか。
ダムの上には、黒髪をポニーテールにした、長身の女性がいた。
ツナギの上半身を脱いで腰に巻いたその姿は、如何にも作業中といった様子だ。
女性が、一瞬だけこちらを見た。しかし向こうから話しかけてくる様子はない。無言で作業?を続けている。
髪の色を除けば、その顔や佇まいは、村長によく似ていた。
年齢は、恐らく村長よりもやや年上の、25歳程度だろうか。
それなりに大きい川だが、泳げば難なく向こう岸まで渡れそうだ。
川には何人か、避暑に来たと思しき村人がいる。いずれも若い女性のようだ。
そこには、幻想的な景色が広がっていた。
流れる川の上を、蛍の光が瞬く。それはまるで、夜空の星々が落ちてきたかのようだった。
見た目には民家と変わらない。表に出た「食事処にるげそ」という看板がなければ、そこが目的地とはわからなかっただろう。
店は、さほど広くはなかった。
客と思しき人が幾人か食事している。全員、若い女性だった。
「昼は日替わりしかやってないんですが、それで良いですか?」
店主が水を差し出しながら、そう尋ねてくる。
「主菜がイワナと野菜の天ぷら、副菜がお漬物とお刺身、あとは味噌汁とご飯ですねー」
「主菜がヒグマの味噌焼き、副菜がお漬物とお刺身、あとは味噌汁とご飯ですねー」
店員は、やや難しそうな顔をして「あー」と声をあげた。
「何か、食べたいものとかあります? 材料も限られるので、何でもとは行きませんけど」
「あなた、ちゃんと寝てる? 疲れた顔してるわよ。
まあこれに関しては、私も人のこと言えないんだけどね……」
診療所はそこまで大きくはないようだが、この村の規模ならこれぐらいで十分なのだろう。
入院患者と思しき女性が、2人いる。
それとは別に、朝から誰かしら診察に来ていて、今来たのは3人目だ。
たった一人の看護師以外には、他の看護師も、医者も見当たらない。
診察も何もかも、その看護師が一人でやっている。
やがて、看護師が昼食を持ってきた。
「はい、お昼よ」
対応がややぞんざいなのは、忙しいからだろうか。
しかしその昼食自体は、まともな昼食に見えた。
その問いは、しかし看護師にはよく聞こえなかったようだ。
「え、何?」
看護師は目の下に隈があり、見るからに疲れている。
「悪いけど、急ぎの用事でないなら後にしてほしいの。今忙しいから。まあ、いつも忙しいんだけどね!」
何がおかしいのか、看護師はアハハハと笑った。
どうやら、本当に忙しいようだ。
夜。〇〇が休養していると、不意に物音が聞こえた。
見ると、看護師が床に突っ伏していた。
「もう、ムリぃ……。もう、働くの、ヤだぁ……」
どうやら疲れ果てて、布団に入る気力すらないらしい。
相当に参っているようだ。
「医者の補充……補充ね。フフ……補充」
床に寝転んだまま、看護師はおかしそうに笑った。
「そんなこと、できるならしたいわよ。でも無理なの。
この村は小さくて、ずっと人手不足。医者ができる人なんて誰もいない。私だってそう。
病気を治してとか言われたって、いやどうしろって言うのよ! 私ただの看護師なんですけど!?
もう、ヤだぁ……」
笑ったと思ったら、今度はメソメソと泣き出した。
見るからに情緒不安定だ。
〇〇は、先日婦人がいた家へと向かった。
するとちょうど、畑仕事をしている婦人と、その横の男性が目に留まった。
男性がこちらに気づき、ぺこりと会釈する。
「よお来たな。お前さんたち」(以下は状況による)
『師匠』らしきその男性は、髪の白い初老の男性だった。
隣の婦人と並んでいるところを見ると、夫婦というよりも、まるで親子のように見える。
「さあさあ、遠慮せず、たんとお上がり」
婦人がそう言って手料理を振る舞ってくれる。
野菜中心の質素な食事だが、婦人の丁寧な仕事が伺える、上品な味わいだった。
「なるほど、夜に外に出たいのか。まったく、なぜ外のモンはそうも夜に出歩きたがるのか……だがまあ、勝手に出歩かれるよりはマシか。
案内なら引き受けてやっても構わんが、タダというのもな。少し、畑仕事でも手伝っていってくれんか? この歳になると腰がキツくてな」
そう言う割に、師匠の背筋はしゃんとしていて、老人という感じはしなかった。
「よし! そうと決まれば、手伝ってもらおうか。まずはそっちの草を抜いてもらえるか?」
【GMメッセージ】
畑仕事の間も、引き続き師匠との会話が可能です。
「では約束通り、夜は村を案内してやろう。お前さんたちは、村長の家に泊まっとるんだな? 夜になったら迎えに行くから、待っとれよ」
そう言って、師匠は3人を見送ってくれた。
◯◯は村長の家に戻り、夕食を食べて少し休憩した。
そうしているうちに、師匠がやってきた。
「おう、準備はできとるか?」
師匠は〇〇に、強力なヘッドライトを手渡した。
「それで、お前さんたちはどこに行きたいんだ? まあ、どこに行っても大したモンは見つからんと思うが……」